山口県後期研修活動レポート 2021年12月20日(月)~21日(火)
- 山口県、山口県森林組合連合会の後援を受けて、山口県林業技術センターで2日間の後期研修会を開催しました。
- 気温が低く肌寒く暖房が必要な年末の伐採作業で忙しい時期に、研修生の皆さんにお集まり頂き開催しました。
12月20日(月曜日)山口県林業技術センター実習エリアで、1か月間取り組んで頂いたチェーンソー操作技能の自己練習成果発表と、操作技能の課題解決方法、ならびにチェーンソー操作技能の指導方法などの実習を行いました。
- 山口県林業技術センター実習エリアでオリエンテーションを行いました。
- 後期初日は、1か月間のチェーンソー操作技能の自己練習成果発表としてミニ伐木競技大会を開催しました。伐木方向、受け口角度、深さ、ツルの幅高さなどの指定寸法を目標に、その正確性を計測して操作技能の上達を確認しました。
- 自己練習成果発表の後は、自らの課題について発表を行いました。その課題解決に向けて飛田講師と原田講師が指導を行いました。
- 課題解決に向けた取組み指導の後は、班ごとに伐倒方向の精度向上を共通の課題として反復訓練を行いました。
- 自身の課題解決に向けて反復練習を行いました。
- 課題解決に向けた反復練習では、飛田講師と原田講師がグループごとに、ガンマークの見方や正しい受け口、追い口作りについて個別指導を行いました。
- 受け口、追い口作成後に伐倒方向やツル幅・高さなどを計測する機器です。
(ベニヤ板と水糸で作成した伐倒方向指示版、直角定規を張り合わせたT字型定規、一発止型定規、電子角時計、電子水平角測定器、スケール)
- ツルの指定寸法は幅3㎝、高さ5㎝に指定し、伐木後の左右のツルの幅と高さを計測します。また、受け口の深さは、7㎝、斜め切りの角度は45度に指定してチェーンソーで伐り、その指定寸法の再現性を計測しました。
- 15m先の伐倒方向を目指してチェーンソーで伐り、受け口の絵合線の直角方向のズレを計測します。
- 後期研修の最後に研修生が作成した受け口では、受け口の下切りの水平と絵合線が綺麗に作成されています。
- 後期研修(実技)の最後は、ストーブを囲み実技研修の振り返りと、伐木技術の指導方法について意見交換を行いました。
12月21日(火曜日)山口県林業技術センター研修室で1か月間の振り返りワークショップ(座学)と、林業安全ゲームを使用した伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- 後期2日目の最初の研修は、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)の転倒等リスク評価セルフチェックを体験しました。
- セルフチェックの屈伸力を計測・評価します。
- 片足立ちは目を瞑った状態で90秒と目を開けた状態で120秒の2パターンで時間を計測・評価します。
- セルフチェックの後は、自己練習期間中の安全対策や現場における指導などの取り組みについて発表を行いました。また、各自にこれからの練習プランを作成発表して、研修生間で情報の共有をはかりました。
- 後期2日目の最後の研修は、林業安全ゲーム(チェーンソー伐木作業編)を使用して、伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- 林業安全ゲームはA・Bの2グループに分かれて、飛田講師と林業技術センターの牛島さんがゲームマスターを行って実施しました。ゲームは初心者と熟練者の問題をシャッフルして行いました。
- 後期研修初日の最後に集合写真を撮りました。