三重後期研修活動レポート 2021年9月27日(月)~28日(火)
- 三重県及び三重県森林組合連合会の後援を受けて松坂飯南森林組合で2日間の研修会を開催しました。
- コロナウイルス感染拡大に伴う再感染防止対策に十分配慮して、松坂飯南森林組合の職員の皆さんを中心に少人数で開催しました。
9月27日(月曜日)松阪飯南森林組合の倉庫と倉庫前の広場をお借りして、1か月間取り組んで頂いたチェーンソー操作技能の自己練習成果発表と、操作技能の課題解決方法、ならびにチェーンソー操作技能の指導方法などの実習を行いました。

- 松阪飯南森林組合の倉庫で後期研修のオリエンテーションを行いました。

- 伐木練習用の丸太の玉切りも研修生が自ら行います。

- 後期初日は、初めに1か月間のチェーンソー操作技能の自己練習成果発表としてミニ伐木競技大会を開催します。伐木方向、受け口角度、深さ、ツルの幅高さなどを指標に、その成果を確認しました。
- 自己練習成果発表の後は、操作技能の課題解決方法の検討を行って操作技能の反復練習を行いました。研修生共通の課題として伐倒方向の精度を向上させることとして、ガンマークの見方の復習と、伐倒方向を意識した受け口、追い口作りの練習を繰り返しました。

- 飛田講師から、伐倒方向の精度を向上させるポイントについて丁寧な説明がありました。

- 研修生が持参した全てのチェーンソーのガンマークの精度を確認するとともに、機械毎の特徴を知り、伐倒方向を意識した練習に入りました。

- 慎重にガンマークで伐倒方向を狙った受け口の下切りを行いました。

- 伐木後は15ⅿ先の目標のズレを計測します。初めは2ⅿ程度あったズレも、だんだん目標との差が無くなり、研修の成果が見られました。

- 受け口と追い口作成後は、伐倒方向の誤差の計測の他、受け口の斜め切りの角度、受け口深さ、ツルの幅と高さ、下切りの水平角を計測します。

- 受け口と追い口作成後の計測は、研修生全員で協力して行います。

- 最初は受け口の斜め切りと水平切りがクロスする失敗もありました。

- 左側が後期研修の最初の受け口です。右側が研修最後の受け口で、1日の研修成果が現れています。

- 最後の受け口づくりでは、水平切り角度も水平にチェーンソーが入っています。

- 三重県後期研修は、コロナウイルス感染拡大に伴う影響で研修生が少なかったため、研修時間の合間を見て、チェーンソーのメンテナンスの講習も行いました。
9月28日(火曜日)松阪飯南森林組合 会議室で1か月間の振り返りワークショップ(座学)と、林業安全ゲームを使用した伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。

- 後期2日目の初めは、自己練習期間中の安全対策や現場における指導などの取り組みについて発表して頂きました。飛田講師の取り組み内容の深掘りを行って、今後の伐木作業の安全確保やチーム内における指導方法などの意見交換を行いました。

- 自己練習期間中の取り組み発表の後は、グループワークで各自にこれからの練習プランを作成し発表して頂きました。
- 最後に林業安全ゲーム(チェーンソー伐木作業編)を使用して、伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。

- 後期研修初日の最後に集合写真を撮りました。