愛媛後期研修活動レポート 2021年12月16日(木)~17日(金)
- 愛媛県、愛媛県森林組合連合会の後援を受けて、愛媛県森林組合連合会松山木材市売場および愛媛県森林組合連合会緑化センターで2日間の後期研修会を開催しました。
- 時おり小雨が降る年末の伐採作業で忙しい時期に、研修生の皆さんにお集まり頂き開催しました。
12月16日(木曜日)松山木材市売場の倉庫で、1か月間取り組んで頂いたチェーンソー操作技能の自己練習成果発表と、操作技能の課題解決方法、ならびにチェーンソー操作技能の指導方法などの実習を行いました。
- 松山木材市売場の倉庫でオリエンテーションを行いました。
- 後期初日は、1か月間のチェーンソー操作技能の自己練習成果発表としてミニ伐木競技大会を開催しました。伐木方向、受け口角度、深さ、ツルの幅高さなどの指定寸法を目標に、その正確性を計測して操作技能の上達を確認しました。
- 自己練習成果発表の後は、自らの課題について発表を行いました。その課題解決に向けて飛田講師と志田講師が指導を行いました。
- 研修生の課題は伐倒方向の精度を上げることが第一で、そのために、受け口の下切りと絵合線の方向の微妙な整形の技術の向上について、時間をかけて説明を行いました。
- チェーンソーのガンマークの使い方について丁寧な説明がありました。
- その後、自身の課題解決に向けて反復練習を行いました。
- 反復練習では飛田講師と志田講師がグループごとに、ガンマークの見方や正しい受け口、追い口作りについて個別指導を行いました。研修生は、講師の指導をビデオ記録するなど熱心に研修に取組みました。
- 受け口、追い口作成後には、伐倒方向の誤差を計測します。
- 受け口の深さは、伐倒木の径級に合わせて7㎝に指定してチェーンソーで切ります。受け口の作成の後には受け口深さと、斜め切り角度、下切りの水平角を計測しました。
- ツルの指定寸法は幅3㎝、高さ4㎝に指定し、伐木後の左右のツルの幅と高さを計測します。
12月17日(金曜日)愛媛県森林組合連合会緑化センターで1か月間の振り返りワークショップ(座学)と、林業安全ゲームを使用した伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- 後期2日目の最初の研修は、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)の転倒等リスク評価セルフチェックを体験しました。
- セルフチェックの後は、自己練習期間中の安全対策や現場における指導などの取り組みについて発表を行いました。また、各自にこれからの練習プランを作成発表して、研修生間で情報の共有をはかりました。
- 後期2日目の最後の研修は、林業安全ゲーム(チェーンソー伐木作業編)を使用して、伐倒技術向上と安全作業のポイントの振り返りを行いました。
- 林業安全ゲーム研修の開催にあたり、安全ゲームの監修を行った愛媛大学農学部の山田教授にゲームの目的やゲームの成果などの説明を受けました。
- 林業安全ゲームはA・Bの2グループに分かれて、飛田講師と志田講師がゲームマスターを行って実施しました。ゲームは初心者と熟練者の問題をシャッフルして行いました。問題の中には難問もあり、90分間程度集中して、ゲームを通じてチェーンソーのメンテナンスから二股木の伐採方法や、追ツル切りの手順解説などの振り返りを行いました。
- 後期研修初日の最後に集合写真を撮りました。